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キラウエア

ハワイ島のキラウエアの噴火の勢いが止まらない。

溶岩流は海岸沿いの道を横切り、とうとう海へたどり着いてしまった。

 かつて、ハワイ島の南西部にあるカラパナという町はプウオオ火口から噴き出した溶岩流に埋め尽くされた。

ハワイ島には代表的な火山が3つある。マウナロア、マウナケア、そして現在も火を噴き続けているキラウエア。

更に言えば、幾つもの海底火山も活発に噴火を繰り返しているという。ハワイに島が増えるのもそんなに遠くはなさそうだ。

 

古代ハワイでは、キラウエアにはペレという女神がいると信じられていた。

気性が荒いペレは気に入らない事があると地震や噴火を起こすという。ペレを恐れ、生贄を捧げたとも聞く。

キラウエアの溶岩は粘性が低く、サラサラしている。ゆっくりと流れた溶岩はコールタールのように固まり、これをバーホイホイと言い、独特な造形美を創り出す。

 

「途方も無い眺望が気の遠くなるほど先までどこまでも広がっている。ここでは永遠という観念が実体をともなっている。」マーク・トウェインはキラウエアを見てこう語ったという。

 

 ハワイ島には世界最深と最長の洞窟もある。

最深はマウナロアにある竪穴の洞窟で、250mを超すという。マグマが噴出してできた火の道だ。

最長の洞窟はキラウエアの東山麓にあり長さ60㎞以上ある。

これほどの長さの洞窟が崩れずにいるのもやはり溶岩の粘性の特性で、

サラサラしたハワイの溶岩は、風化しにくいのだそうだ。

 

洞窟の奥にはハワイアンが祀ったと思われる人骨が見つかっている。

古代ハワイでは、遺骨にはマナ(魂)がこもっていると信じられ、大切にされていた。

遺族は遺体を守るために見つかりにくい場所に隠したのが結果、洞窟がその場所に選ばれた。

 

ハワイの島からは石や砂や溶岩を持ち出してはいけない。神が見ていて、災いが起こるという。

「破壊と創造」ペレは何を言おうとしているのか。