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憧れのピンクパレス

ロイヤルハワイアンは1927年「太平洋のピンクパレス」としてワイキキに開業。あと数年で100年を迎える歴史あるホテルだ。
映画スターや政治家など著名人も数多く宿泊したと聞く。
ワイキキの中心にありながら、その喧騒を忘れさせてくれるほど優雅で静かな空間を楽しめる素晴らしいホテルだと思う。
サンフランシスコの船会社マトソン社は、1930~1940年代を中心にアメリカから富裕層向けに豪華客船を就航していた。
その宿泊施設として創設されたのがこのホテルで、美しいピンク色の外観は当時そのままを保っている。
創業者ウィリアム・マトソンの友人が旅をした時にどこかの国でピンクの家を見たのをきっかけに、自分の別荘もピンクに塗り替え、それを見たマトソンがホテルをピンクにしたというエピソードがある。
ホテルは勿論だが、当時の船旅もかなりの贅沢な旅だった。
各種メニューや招待状、ポスター、ステッカー、トランプなど、全てが美しいグラフィックデザインで彩られ、見たことがある方も多いだろう。
ホテル内にはオープンギャラリーがあり、アートやコアウッドなどが展示されている。そういえばホテル内のどこかの壁にハワイアンキルトもかけてあった。
古いハワイアンキルトを見ると、その縫い目の細かさ・丁寧さに驚くし、今では本当に貴重になったコアウッドの木目の美しさにため息が出る。
スペイン風の建物の先端にある鐘楼の鐘を鳴らす儀式が創立90周年から復活したという。
どこまでもクラシックで優雅なホテルだ。